2007年01月05日

来月当たり利上げがありそう

 いつも読んでいる日経BPnetの森永さんのコラム。1月4日の記事で彼は日銀の再利上げは景気に水を差しかねないとのことだった。たぶん利上げは行われないのではないかと、やや希望的な観測だったけど、私は3月までに利上げがあると思う。
 
 
 たとえば、うちの父なんかは思いきり団塊の世代に該当する。退職金もタンマリ入って、第2の人生にそれらを費やし、悠々自適に暮らすんだと思うけど、全部を使うというわけでもないだろう。医療行政が後退しつつある中、老後の不安が全く解消されていないわけでもないし、一部は資産運用もするだろうし。
 
 ソースを忘れたけれど、団塊の世代の退職金だけでも数十兆円はくだらない、その一部が資産運用に回ると考えたとき銀行や投資会社はきっと躍起になって商品を売り込むと思う。で、利息の低い定期預金なんかやめて、投資信託したり、株式に投資してみたりというトレンドが生まれるはずだ。
 
 利上げが全くないという仮定をすれば、どうということはないが、一応「利上げが年内にある」と仮定した場合、どのタイミングで利上げをするのかを逆算して考えてみれば、3月までにするのが一番いい、ということになる。
 
■退職金で海外のファンドを買う→円が減るから円高?
■利上げが行われる→円が買われる→円高→輸出関連株が下がる→株安
■円高になる→投資信託の債券価格が下がる→投資信託は買われやすくなるけど
■利上げになる→円高→円で定期を組もうという人も増える
 
 どちらにしても利上げをすることで内外共にインパクトがあるのは間違いないだろう。でもそれらは退職金が支払われる前に行われていたほうがいい。退職金が出てしばらくした後にやれ利上げだなんだとゴタゴタしてしまとそちらのほうが売り手にも買い手にも混乱を招くような気がする。
 
 風説の流布とかそういうニュアンスのものを抜きにして、基本的に利上げの有無やその時期というものはある程度市場が掴んでいてもいいんじゃないかと思う。だいたいみんなが思う時期に利上げや利下げが予定通りに行われる、これくらい予測しやすい「情報の安定性」こそが今の経済状況には必要なんじゃないだろうか。売るほうも買うほうも利上げが織り込み済みの状態で資産運用を提案・検討できるほうがいいはずだ。
 
 退職金出ました→投資信託買ったり、株式を買いました→利上げ?マジかよということになる。円高を招けば投資信託も株式も下がる→経済効果はマイナス
 
 利上げがありました→円高になった→投資信託が安くなった、株式も下がった→でもこれでしばらくは利上げはなさそう→利率が高くなった円定期するもよし、安くなった信託、株式に走るもよし→経済効果はプラス
 
 売る側だって「利上げはありましたが、しばらくはありませんよ」と言ってしまえるからこのほうが絶対楽だ。これが3月までに利上げがあるんじゃないかという理由。もし利上げがなかったら「価格が下がるかもしれません」と言わねばならならいし、全体的に消極的な展開になってしまうのではないか。
 
 今年は参議院の選挙が夏にある。安倍政権は大敗するけれど、もしその後で利上げなんかをしてしまうと、いよいよ終わってしまうだろう。彼を担いだ自民党も、立ち直れなくなるくらいのダメージを受けるだろう。逆に選挙の負けをある程度見越して先に利上げをやってしまっておけば、選挙の負けで一応負の要素を出し尽くして打ち止めにすることもできるのだ。
 
 今一番嫌うべきは「混乱」だと思う。市場全体にとっても利上げが早いうちにあればあるほどプラスになると思う。いつ行われるかわからない爆弾が、爆発せぬままずっと行くような、経済にマイナス要因のサプライズはまったくもって要らないのだ。どうせ利上げするなら早いほうがいい。
 
posted by airmassu at 18:12| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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